総資本回転率とは?計算式や見方を徹底解説!

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マネ夫
マネ夫

総資本回転率について解説するよ!

総資本回転率とは、B/S(貸借対照表)の自己資本と他人資本の合計である総資本に対して、
どれくらいの売上げを上げているかを表します。

計算式は「総資本回転率 = 売上高 ÷ 総資本」で計算できます。

総資本とはB/S(貸借対照表) の自己資本と負債の合計で、資産の部とも一致します。

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総資本回転率で何がわかるの?

総資本回転率とは企業が事業を行った結果、総資本に対してどれくらい売上げを上げているのかか?というのが数値化されます。

例えば総資本100億円の会社で売上高が50億円だったとしましょう。

この会社の総資本回転率は0.5倍になります。

総資本回転率

一方、同じ総資本100億円の会社で、売上高も100億円あったとします。

すると総資本回転率は1倍になります。

総資本回転率

このように、総資本回転率を見ると、その会社がどの程度効率よく売上げを上げているのか?
という事がわかってきます。

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総資本回転率の見方

総資本回転率が大きい方が、少ない資本で大きな売上高を獲得できているので効率が良いように見えます。但し、総資本回転率は、業種やビジネスモデルによって全く水準が異なります。なので、家電メーカーと総合商社などの異なる業種間で単純に総資本回転率を比較しても意味がありません。

例えば商社などは、右から仕入れた物を左へ流して中間マージンを得るビジネスモデルです。売上高はもの凄い額になりますが、物を流通させるだけなので、売上高の割に大きな資本は必要ありません。

いっぽう、家電メーカーでは製品を生産する為の機械設備や金型、工場や建設する為の土地などに多額の資本を要します。

総資本回転率で売上効率を見る場合は、同じ業界内の企業で比較して優劣を判断するようにしましょう。

株主の立場からすれば、少ない総資本で大きな売上高を作る企業のほうが優秀という事になりますので総資本回転率は高い方が良いです。

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まとめ

同じくらいの資本規模で業種やビジネスモデルが似ている企業でも、たくさん売り上げる事ができる企業とそうでない企業があります。

同じくらいの資本でやっていても営業戦略や業界内でのコネクション、広告やマーケティング戦略のうまさ等、様々な要因で売上高に差がでます。

総資本回転率をみれば、その企業がどれだけ効率良く売上高を獲得しているかわかるので同規模同業の企業を比較する場合にはチェックしておきましょう。

以下の指標も合わせて確認し、総合的に判断しましょう。

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