投資家が注意すべきサンクコスト・バイアスとは?決断を遅らせると損します。

投資

株などへの投資で含み損を抱えたまま、塩漬けにしているなんて事はありませんか?

含み損は、たとえ決済していなくても、既に現実の「損失」と同じです。

既に抱えてしまった損失は二度と帰ってくる事はありません。

本心では「今後の回復も絶望的!」と思っているのに、これまで含み損に耐えた事を考えると「サンクコスト・バイアス」にとらわれて、損切りの決断ができないものです。

マネ夫
マネ夫

二度と帰ってこない「サンクコスト」にとらわれるのは、今すぐやめましょう!何事も損切りが肝心!

☑サンクコストは二度と戻らない
☑投資におけるサンクコスト・バイアス
☑サンクコストの正しい損切り
☑サンクコストとの付き合い方
スポンサーリンク

サンクコストとは

サンクコストとは英語で「Thunk cost」と書き、直訳すると「沈没した費用」という意味です。

日本語では「埋没費用」などと訳され、企業経営でよく使われる用語です。

例えば、企業が新製品を生産する為に、生産設備へ費用を投下したとします。

しかし、新製品の販売がうまくいかずに、将来の売上見込みも少ないとわかった場合も、生産中止からといって既に買ってしまった生産設備の費用が戻ってくる事はありませんよね。

このように、既に回収不可能になった費用の事をサンクコストと言います。

そして、人間はサンクコストにとらわれると合理的な判断ができなくなる傾向があります。

これまでに生産設備へ投じた費用の事を考えてしまうと、「生産中止するのはもったいない!」と思ってしまうんですよね。

そして、なかなか生産中止する決断ができません。

頭では将来の見込みも少ないとわかっていても、なんとか立て直して成功させたいと願うものです。

やめずに続けてさえいれば、いつかは売れる時がくるんじゃないかと、甘い希望的観測をしたくなるもんです。

「だって、もったいないんだもん!」

この心理的な傾向の事をサンクコスト・バイアスと呼びます。

スポンサーリンク

投資におけるサンクコスト・バイアス

投資においても人はサンクコスト・バイアスが働きます。

株式投資などで含み損を抱えた時に「損切りしたくない」と思うのもサンクコスト・バイアスのせいです。

  • せっかく見つけた有望銘柄だから今後に期待しよう
  • すぐに含み損が出たので長期投資目線に切り替えよう
  • 意地でも株価が元に戻るまで耐えてやろう

これらの考えが頭をよぎった時はサンクコスト・バイアスにとらわれています。

サンクコストは回収不可能になった費用ですが、「決済しなければ損失は確定しないのでは?」と思いますよね。

会計上は確かにそうですが、この考えは危険です。

含み損・含み益は買った価格と、現在の市場価格との差額ですが、市場価格はあなたが買った価格を考慮してくれません。

ひとりの個人投資家が抱える「含み損」と「これから株価が上昇するかどうか」には、なんの因果関係もありません。

なので、投資判断において「含み損」も「確定した損」も区別すべきではなく、将来の行動を決めるのに、サンクコスト(含み損)を考慮するのは、愚かとも言えるでしょう。

スポンサーリンク

サンクコストの正しい損切り

株価チャートは、あなたがいくらで買ったかなんて、お構いなしに値動きします。

前述しましたが、「損切りすべき」か「戻りを待つべきか」を判断する時に、あなたの現在の含み損の金額を考慮に入れてはなりません。

現在の相場状況とファンダメンタルで、その銘柄へ新規に投資したいのであれば、「戻りを待つべき」ですし、新規投資はないな、と思うのであれば今すぐ「損切りすべき」です。

もちろん、自身のリスク許容度を考え、いくらの損まで耐えられるか計算する事も資金管理をする上で大切な事です。

しかし、リスク許容度の範囲内の損であれば、現在の含み損はいっさい考慮にいれず、これから新規に投資するつもりで売買の判断をしましょう。

含み損を抱えてしまった時もサンクコスト・バイアスにとらわれない事が、合理的な判断をくだすポイントです。

なかなか難しいですがね。

サンクコストは回収できないのですから、株価が回復する期待が薄いのなら、潔く損切りして別の有望銘柄へ投資する方が合理的です。

ただし、回復すると思っても安易にナンピンするのはやめときましょうね。

リスク許容度を簡単に超えてしまいます。

ナンピンについては以下の記事で解説

資金管理はこちらの記事で解説

スポンサーリンク

サンクコストとの付き合い方

人間にはサンクコスト・バイアスが働く事を理解するだけでも、損切りの決断がしやすくなります。

また、サンクコスト・バイアスを回避するには、含み損を抱える前に、あらかじめ決断するルールを決めておく事が有効です。

そして、ルールに忠実に損切りを実行してください。

スポンサーリンク

まとめ

サンクコスト・バイアスは企業経営や投資以外でも作用します。

  • ブログで収益出そうもないが100記事も書いたので今やめるのはもったいない
  • 不要な資格と気付いたが受験料払ったので受験しないと損
  • 買ったけど一回も着ない服を不要だからと捨てるのはもったいない
  • 新しいのが欲しいが修理代を払ったとこなので使わないと損

などなど。。。

これまでに掛けた費用や労力などの変える事のできないサンクコストは忘れて、未来だけを考え合理的に判断ましょう。

投資
GMOクリック証券

GMOクリック証券は無料で提供されるツールやWebページがとにかく優秀。テクニカル分析はもちろん、面倒だったファンダメンタル分析まで、簡単にできてしまいます!株価分析、財務分析、経営分析、利益率や成長性のシュミレーションまでグラフで表示する機能なども備え、とにかく楽です。他の証券会社にはないニュースやアナリストレポート、四季報の情報も充実しており全て無料。とりあえず口座開設しておく事をオススメします。

SBIネオモバイル証券
SBIネオモバイル証券

少額から株式投資を始めるならSBIネオモバイル証券がオススメ。1株単位で株が買えるので、少ない資金でも分散投資が可能。月50万円までの取引なら手数料は定額の216円/月(税込)!さらにTポイントが毎月200pt還元されるので実質コストは16円/月だけ!還元されたTポイントは再投資OK!初心者だけでなく、国内株でオリジナルのポートフォリオ作りたい上級者にもオススメです。自分でポートフォリオ作れば投資信託より遥かに安いコストで済みます。デイトレには向いてません。

楽天証券
楽天証券

株や投資信託へ投資するなら楽天証券!とりあえず開設しておきたい定番の証券口座です!PCで使える高機能な「マーケットスピード」やスマホアプリ「iSPEED」など豊富な取引ツールでいつでもどこでも取引可能!資産運用しながら楽天スーパーポイントもザクザク貯まります!

金持田マネ夫ブログ