あなたのリスク許容度は?投資額の適切な決め方を徹底解説!

投資

ここ数年、国もiDeCoや積立NISAで利益に対する非課税制度を導入するなど、国民に対して投資する事を推奨しています。

将来への経済的な不安を感じて、投資による資産運用を検討される方も増えてきてるのではないでしょうか。

そこで、投資を始めようと思った時に最初にぶち当たるのが「何にどれくらいの金額を投資するのが適切か?」という事ですよね。

実は適切な投資金額というのは、その人の状況や投資対象によって様々です。

一概に資産の○○%とは決める事ができません。

そして投資を始める際に、一番重要で最初にやっておくべき事が「自分のリスク許容度」を知る事です。

マネ夫
マネ夫

今日は、リスク許容度の考え方と、適切な投資額の決め方について解説するよ!

☑リスク許容度とは
☑リスク許容度の測り方
☑適正な投資額の決め方
☑代表的な投資対象のリスク
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リスク許容度とは

投資にはリスクがつきものです。

ほとんどの投資対象が元本保証ではないので、時には投資した資金がマイナスになってしまう事もしばしば。

そして、リスク許容度とは、経済的・精神的にどれくらいマイナスになっても耐えれるかという損失の大きさの事です。

そしてこのリスク許容度は人によって様々です。

例えば1000万円の損失を出したとしましょう。

資産が1億円以上ある富裕層であれば、経済的に困窮する事はありませんが一般的なサラリーマン家庭であれば、経済的にも精神的にも絶望的な金額ですよね。

といっても、夫婦共働きで世帯年収が1,500万円くらいあれば、1,000万円くらいの損失にはなんとか耐えられる損失額かもしれません。

また、資産1億円以上の富裕層であっても、現役リタイア後で年金しか収入源がなく、資産を取り崩しながら生きていかなければならない人にとっては、1,000万円の損失は、まぁまぁなダメージです。

さらには性格の問題もあります。

経済的には余裕がありそうでも、「たった1万円でも損したくない!」という人も結構いますよね。

人生の目的はお金そのものではありませんから、投資による損失で精神的に落ち込み、「不幸せ」と感じてしまうのであれば、何の為の投資かわかりません。

このように、個人のリスク許容度というのは、資産状況や家族構成、今後の収入見込みや将来のライフプランなどによって様々です。

はたまた、個人の性格なども含めた様々な事情によって、ひとりひとり異なるものです。

まずは自分のリスク許容度を知り、最悪の場合でも自分の許容できるリスクを超えないように投資しなければなりません。

一般的には、次のような方はリスク許容度が大きい傾向があります。

  • 若い
  • 年収が高い
  • 扶養家族がいない
  • 潤沢な貯蓄がある

投資におけるリスクの考え方については以下の記事で解説

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リスク許容度の測り方

まずは自分のリスク許容度を知りましょう。

実は明確にリスク許容度の測る方程式はありませんが、経済的な側面と精神的な側面の2つで考えておけばよいでしょう。

経済的なリスク許容度

経済的な側面にフォーカスしてリスク許容度を測るとすれば、今後の生活において必要なキャッシュが切れないようにコントロールする事がひとつの基準になります。

その為には、将来のライフプランを考えて、当面の間のキャッシュフロー表を作成しましょう。

まず、現在使おうと思えば、すぐに使う事のできる貯蓄残高を割り出します。

例えばiDeCoに掛けている資金は原則60歳まで引き出す事ができないので、このようなすぐに使えない資金はとりあえず除きます。

定期預金や貯金が主になるでしょう。

次に年間の収入予想です。

サラリーマンであれば月々の収入は安定していると思いますので簡単に予想できますよね。

ボーナスなどは変動する事もありますが、大体は予想できると思います。

安めに見積もってください。

自営業やフリーランスの方で収入が安定していない方は、余裕をみて平均値の7割くらいで、とりあえず見積もっておくのが良いと思います。

最後に支出予想です。

基本的に、人生において支出を避けて通る事はできません。

日々の生活費だけでなく、住宅や車の購入、冠婚葬祭や子供の教育費、さらには医療費や親の介護など、発生する可能性のある支出項目も予想して見積もっておきましょう。

さらに、「節約すればここまでは我慢できる」という生活水準での支出も考えてみてください。

その生活水準が最低でも維持できるようにしなればいけません。

そして、「現在の貯蓄+予想収入-予想支出」が人生のキャッシュフロー表においてマイナスになる時期がないようにしなければなりません。

エクセルなどをつかって表に現在の貯蓄と将来にわたる予想収入と予想支出を記入していきましょう。

以下は日本FP協会のホームページに掲載されているキャッシュフロー表の例です。

日本FP協会ホームページより引用、キャッシュフロー表
日本FP協会ホームページより引用

こんな感じでキャッシュフロー表を作成しておくと、手元に残る貯蓄残高を時系列で予想する事ができます。

将来の収入や支出を予測するのは難しい事ですが、確率なども考えながら少し弱気に見積もっておきましょう。

そして、時系列でみたキャッシュの残高がプラスになっている分が、損失を出しても生活に問題が起こらないラインです。

この時点でキャッシュがマイナスになる年度があれば、投資よりも先に生活水準自体を見直す必要があります。

精神的なリスク許容度

次に精神的なリスク許容度も考えていきましょう。

これは個人の性格にかなり左右されるので、第三者が客観的に測る事はできません。

以下の5段階の内、感覚的にどの程度のリスクを許容できるか考えてみてください。

リスク許容度投資に対する姿勢
レベル1換金性が高く元本保証であることを重視する。
レベル2収益性は低くても、元本割れとなるリスクが極力小さいことを重視。
しかし、少しの元本割れはやむを得ない。
レベル3利回りを重視しつつも、中長期的に安定した運用を望むが、ある程度の元本割れは許容できる。
レベル4インカムゲインとキャピタルゲインを求め、相応の元本割れリスクも許容できる。
レベル5積極的に値上がり益を追求するため、元本割れとなるリスクが大きくても許容できる。

上記のリスク許容度レベルが高いほど、精神的なリスク許容度も高くなりますが、裏返すとギャンブラー気質であるという事も言えます。

レベル3~5で、ある程度の元本割れが許容できるなら、経済的なリスク許容度を中心に考えていきましょう。

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代表的な投資対象のリスク

適正な投資額を決めるには、投資対象のリスクが自分のリスク許容度を超えないようにしないといけません。

それぞれのリスクを知り、最悪の場合でもリスク許容度を超えない範囲の投資金額にしましょう。

その為には、投資対象毎のリスクを知る必要があります。

ちなみに「リスク」とは、危険性の事ではなく、価格の変動幅の大きさの事を指します。

以下の図は、2012年3月末~2017年3月末の代表的な投資対象のリスクとリターンをマッピングした表です。

アセットマネジメントONEホームページより引用

リスクの単位は標準偏差で表されます。

例えば、米国株であれば年率リスクが10%程度となっていますが、これは年間の期待リターンから平均して10%程度は価格が上下に変動するという事を表しています。

リスクの単位は標準偏差なので、必ず変動が10%以内に収まると言う意味ではありませんからね。

値動きが正規分布していると仮定すれば、期待リターンから乖離する確率は以下のようになります。

  • ‐1σ~1σ=±10%以内に収まる確率が68%
  • ‐2σ~2σ=±20%以内に収まる確率が95%
  • ‐3σ~3σ=±30%以内に収まる確率が99.7%
標準偏差と確率
標準偏差と確率

各投資対象のリスクの2倍(‐2σ程度)の下落が発生しても、自分のリスク許容度を超えない範囲の投資金額にしておきましょう。

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適正な投資額の決め方

ある程度のリターンを狙いながら投資するのであれば、経済的なリスク許容度を超えない範囲で投資する事が重要です。

よく「投資は余剰資金でやりましょう」などと言われますが、想定される最悪の場合の損失額がリスク許容度を超えないのであれば、手持ちの現金を全額投資してもかまわないんです。

例えば日本の個人向け国債への投資であれば、1年以上保有すれば、早期に売却しても元本は保証されますので実質的な下落のリスクは、ほぼありません。

リスクがほとんどないのであれば全額投資してしまってもかまいませんよね。

また将来の予想キャッシュフローが大幅にプラスなのであれば、今の手持ち現金は全て投資してしまってもキャッシュが切れる事はないかもしれません。

ただし捕らぬ狸の皮算用にならないように注意しましょう。

ちなみに、2012年~2017年の日本株式へ分散して投資する場合の年率リスクは18%ほど。

その場合、投資した元本が‐2σ=36%以上、下落する確率は2.5%程度あります。

最悪これくらいは下落する事を覚悟した上で、リスク許容度を超えない範囲の投資金額を設定しましょう。

例えば、損失を100万円まで許容でき、それ以上の損失がでる確率を‐2σ以下(2.5%以下)に抑える場合、年率リスク18%の投資対象であれば277万円まで投資できます。

同じ条件で年率リスクが10%であれば500万円まで投資できます。

100万円以上の損失が発生する確率は2.5%以下ですので、滅多に起こらないと思ってよいでしょう。

もし100万円の損失を超えた場合は、運が悪かったと思い損切りするか、収入を上げて支出を減らすなど、当初の計画よりもリスク許容度を上げるしかありません。

そして、前述の精神的なリスク許容度レベルが1、2の方は投資額をもっと少なくすべきです。

下落した場合、経済的に問題がなくてもメンタル不調になってしまうかもしれません。

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まとめ

投資はリスクとリターンのバランスを適正に管理する事が大切です。

もしもの時に経済的に困窮してしまったり破綻してしまっては元も子もありませんからね。

それには、キャッシュフロー表を作成する事で自分のリスク許容度を知り、投資対象のリスクを把握しておく事が課題となります。

高いリターンを狙いながらも自分のリスク許容度を超えない範囲で、何にどれだけ投資するのかを決めていきましょう。

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