高配当銘柄に要注意!配当利回りより利益と配当性向を見ろ!

高配当銘柄に要注意!配当利回りより利益と配当性向を見ろ!株式投資

株式投資には、株価の上昇で得られるキャピタルゲインを狙う戦略が主流ですが、配当収入によるインカムゲインを狙う戦略もあります。

高配当銘柄に集中的に投資し、配当による利益を狙う投資戦略も、なかなか人気がありますね~。

なぜか「インカムゲイン」て魅力的です。

そして、増配を毎年つづける企業は人気もあり、株価も長いスパンで右肩上がりな事が多いです。

しかし「配当利回り」が良ければ、投資家にとって本当に良いのでしょうか?

実は、配当利回りが良いという事は、やはりそれなりの理由があります。

個人的には「配当利回り」ではなく、企業の「利益」と「配当性向」を評価して投資すべきと考えます。

マネ夫
マネ夫

今日は配当利回りだけでなく、利益と配当性向を重視すべき理由について解説するよ!

☑配当利回りが良いとはどういう事?
☑配当性向とは?
☑高配当という事は割安銘柄という事
☑割安銘柄には理由がある
☑利益成長と配当性向が大事
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配当利回りと配当性向の違い

「配当利回り」と「配当性向」とはいったい何が違うのでしょうか?

まずは、それぞれの定義について説明します。

配当利回りとは?

配当利回りとは、株式の取得価格に対して配当収入が得られる比率を表しています。

例えば、1株あたり30円の配当がもらえる株を1,000円で取得したとしましょう。

この場合、配当利回りは3%です。

この株が500円で取得できた場合は、どうでしょうか。

配当が同じ30円だとすると、配当利回りは6%となりますね。

なので、1株あたりの配当金額が同じでも、できるだけ安い株価で取得できれば、配当利回りは上昇する事になります。

逆に株価が高くなった場合は、1株当たりの配当も増えないと配当利回りは下がってしまう事になります。

つまり、株価に対して、どれだけの配当が得られるのかを比率で表現したのが「配当利回り」です。

配当性向とは?

次に配当性向とは、何の事でしょうか?

世の中の株式会社は、1年間の事業活動で儲けた利益の中から、その一部を配当として株主に支払います。

そして、配当性向とは企業が稼いだ利益のうち、何%を配当として支払ったのかを表す比率です。

例えば、当期純利益が100億円の企業が、30億円分の配当を出せば、配当性向は30%ですね。

「配当利回り」は株価によっても変動しましたが、「配当性向」は株価がいくらであろうが変化しません。

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配当利回りが良い銘柄にはそれなりの理由がある

配当 dividends

投資した資金に対して高い利回りが得られる事は、とても良いことですよね。

しかし、高配当銘柄は株を所有する株主にとって必ずしも有益か?というと、そうでもありません。

配当利回りが高いという事は、株価の割に配当金がたくさん貰えてオトクという事ですが、逆に言えば、配当がたくさん貰えるのに株価が安いままという事です。

ではなぜ、配当がたくさん貰えるのに株価が上がらないのでしょうか?

それは「企業の成長が見込めず、これから株価が下落する可能性が高い」と投資家たちが考えているからです。

もしも、株価が半分にまで下がってしまえば、配当だけで損失を埋め合わせるのには何年も掛かってしまいますね。

さらに衰退局面の企業はこれまでの配当を保つのも、難しくなります。

なぜなら配当の源泉は、あくまでも企業の利益ですからね。

利益が出せなくなった企業は、事業の建て直しや新規事業などへの投資を優先しようとするので、株主に対する配当を減らす可能性も高くなります。

株価が下落すれば前年の配当で計算した配当利回りは向上しますが、株価の下落要因が利益の減少である場合、これまでの配当水準が続くかも疑問です。

利益の減少によって配当も減らされると、株価も下落して配当も減ってしまうというダブルパンチを食らってしまいます。

なので、現時点で「配当利回りが良いから」という理由だけで、投資する銘柄を決めてしまうのは危険と言えます。

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配当利回りよりも、利益と配当性向を見よう!

配当利回りは現在の株価と配当の比率で決まります。

しかし、本来は企業が稼げる利益の大きさと、株式市場で値付けされた株価にはなんら関係がありませんよね。

つまり、株価に対して配当が大きいかどうかよりも、利益が伸びていて配当性向が高い事が重要です。

配当性向が高い企業は利益の多くを株主に還元するわけですから「株主ファースト」な考え方であるとも言えます。

高い水準で配当性向が維持されており、さらに利益も伸びた結果、配当利回りが高くなっているのであれば問題ありません。

しかし、そのようにわかりやすい優良企業は、株価も上昇してしまいます。

その為、結果的に配当利回りは低下してしまう事がほとんどですね。

なかなか、チャンスには巡り合えないかもしれません!

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まとめ

利益が伸びていないのに増配する企業は、いわゆる「タコ足配当銘柄」とも言えます。

利害関係のあるグループ関係会社などが大口株主にいる場合や、新株発行を控えて株価を維持したい場合に無理に配当がされる事もありますが、あくまでも配当は企業の身を削って株主に還元する訳です。

なので、やはり利益が伸びないと増配がいつまでも続く訳がありません。

「配当利回りが良いから」という理由だけで投資先を決めるのはやめときましょう!