ひふみ投信はオススメしない。いちファンドが経営者評価なんて不可能!

投資信託

藤野英人氏、率いるレオス・キャピタルワークス。

そして、ファンドマネージャーが投資先の企業へ伺い、経営者と直接面談して投資先を決めるスタイルで人気の「ひふみ投信」

預かり資産は7000億円越えと、アクティブ運用する投資信託としては異例のモンスターファンドに成長しています。

特に2012年頃からのパフォーマンスが良く、現在も投資信託の買付ランキングの上位に食い込んでいます。

国内株式でアクティブ運用するファンドとしての認知度は、もしかすると最も高いかもしれませんね。

ひふみ投信が人気である理由のひとつに、いちいち投資先の企業へ足を運び、経営者と面談する事で企業の今後の成長性を評価する愚直なスタイルがあります。

藤野氏は、経営者と直接会う事で、投資での成功確率があがると説いています。

しかし、いちファンドマネージャーが経営者を評価して成長する企業へ投資するなんて言っても、所詮は戯言です。

さらに、投資する上で過去のパフォーマンスが良かった事と、これから先のパフォーマンスには一切関係がありません。

たまたま、中小型・成長株が伸びるタイミングとひふみ投信の運用開始時期が重なっただけの話。

マネ夫
マネ夫

今から、ひふみ投信への投資をお考えの方は、一度よく考えてみましょう。

☑藤野英人氏の経歴
☑ひふみ投資が好成績だった理由
☑優れた経営者を評価するなんて戯言
☑オーナー企業が延びる根拠もない
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藤野英人氏とは

藤野英人氏は富山県出身の投資家です。

早稲田大学を卒業後、1990年に野村アセットマネジメントに入社し、中小型株の運用部門へ配属。

その後、1996年にJPモルガン・アセット・マネジメント、2000年にゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントでのファンドマネージャー経験を経て、2003年レオス・キャピタルワークスを創業します。

輝かしい経歴ですね。

メディアにもちょこちょこ登場しており、youtubeなどで見れる動画を見ても、プレゼンテーションや話が旨い印象です。

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ひふみ投信は投資先の経営者と面談するが。。。

ひふみ投信のセールスポイントのひとつに、藤野氏が自ら企業へ訪問し、経営者と面談した上で投資先を決める事があげられます。

伝説のファンドマネージャーと呼ばれた藤野氏は、延べ3,000社を超える企業を訪問し、そうした経験の中から、2004年に「スリッパの法則 – プロの投資家が教える「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方」という書籍も出しています。


スリッパの法則 プロの投資家が明かす「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方 (PHP文庫)

しかし、ファンドマネージャーが短時間の面談で経営者を評価し、企業の未来を予想したところで無駄です。

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経営者を評価しても無駄

ファンドマネージャーは投資先の経営者の重要性を強調し、優れた経営方針や将来への明確なビジョンを持つ経営者がいる企業へ投資しようとします。

確かに、企業にとって経営者の存在は大きく、企業の成長を考える上でも優秀な経営者がいるかどうかという点は重要なファクターになります。

しかし、ファンドマネージャーが優れた経営者かどうかを短時間で正しく評価できるのでしょうか?

あくまでもファンドマネージャーは投資のプロではあり、企業経営のプロではありません。

経営者が優秀かどうか、いちファンドマネージャーが正しく評価できるとはとても思えません。

例えば、経営者の中には合理性や人格的には少々問題があっても、リーダーシップ力に優れており、人を動かす能力に長けている人もいます。

反対に、企業のビジョンに合理性があり、 頭脳明晰でプレゼンテーションがうまくても、人や組織を動かす能力が低い経営者もたくさんいます。

また、経営者の力でなく、組織に所属している優秀な人材の力で起業が成長しているケースなども多々あるので、経営者と面談したくらいで企業の成長性などはわからないものです。

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オーナー企業に投資しても無駄

また、藤野氏はサラリーマン経営者が統括する企業よりもオーナーが経営する企業への投資比率を高めています。

オーナー経営者とは、自分が日々の経営をしながらも、大部分の株を保有している経営者の事です。

オーナー経営者が経営する企業へ積極的に投資する理由は、サラリーマン経営者の任期は5年~10年程度と短くなる為で、10年以上先の長期的な展望や成長性を見据えるオーナー経営者の方が責任をもって経営を行うからと説いています。

確かに、オーナー企業と呼ばれる、同族経営の企業は利益率や成長率で非同族企業よりも優位だということが、いくつかの研究で結論づけされています。

オーナー企業は一般的に意志決定が早く、機動的に動きやすい分、適切な新規事業参入や経営の舵取りを素早くおこなう事ができるからですね。

しかし、そもそも日本の上場企業全体の63%はオーナー企業です。

さらに、中小型銘柄に絞れば、オーナー企業の割合はさらに高まります。

つまり、中小型銘柄全体に投資していても、オーナー企業への投資比率は必然的に高くなります。

TOPIXなどのベンチマークと比べてひふみ投信がアウトパフォームしたのは、オーナー企業への投資がどうのこうのという事よりも、2012年以降の中小型銘柄が伸びるタイミングでの投資が功を奏しただけでしょう。

最近では、人気を集めるあまり純資産が増えすぎて、中小型銘柄だけで運用しきれず、大型銘柄や米国企業の組み入れ比率も高まっています。

当初の「ひふみ投信」とは別のファンドになっていますね。

以下の記事もご参考。

中小型銘柄へ投資したいのであれば、手数料が1%以上必要な「ひふみ投信」ではなく、例えば「iFreeNEXT日本小型株インデックス」や「eMAXIS JPX日経中小型インデックス」など、より手数料の安い投資信託を選べば良いと思います。

いずれも信託手数料は0.43%前後です。

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まとめ

一般の個人投資家と、投資家のお金を預かって運用するファンドマネージャーの投資は全く別物です。

お金を預かるファンドは、大幅にリスクを取ってアウトパフォームさせる事よりも、投資家が離れないように、できるだけベンチマークを下回らない事が優先されます。

ベンチマークよりも大幅に基準価額を下落させてしまうと、解約者が殺到しますからね。

そして、リスクと期待リターンを調整していくと結局はインデックスとほぼ同じ様な運用になってしまいます。

ファンドの収益源は手数料ですから儲ける為には、沢山のお金をお客である投資家から集める必要があります。

ひふみ投信はファンドマネージャーのキャラ作り、メディアへの登場、投資家に共感される方針、ドラマチックなストーリーテリングで人気を得ているところは、商売として優秀と思うところです。

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