お金の存在自体が詐欺?信用創造で生まれるお金というタダのデータ。

金持ち思考

「お金」とは一体何なのでしょうか?

普通は「紙幣」や「硬貨」などの現金に加えて、銀行に預けている「預金」の事を指すと思いますよね。

確かにその通りなんですが。。。

では、お金は誰が作っており、どこからやってきたと思いますか?

「政府!」

「日本銀行!」

この理解も部分的には正解ですが、実際は、ほとんど間違いと言っていいでしょう。

日本銀行は”紙幣”を発行し、金利をコントロールする事しかできません。

政府は”硬貨”の製造だけが認められています。

実は世の中に存在する、ほとんどの「お金」は民間銀行が信用創造という、詐欺のような手法で作りだした「預金」なんです。

今日はお金の正体について解説します。

★この記事でわかること
☑信用創造の仕組み
☑準備預金制度とは
☑日銀もお金の量をコントロールしきれない
☑お金はタダのデータ
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信用創造とは

信用創造は、英語で”money creation”と記述します。

記述の通り、実は世の中のほとんどのお金は、民間銀行による信用創造という手法で”創造”されています。

順番に説明します。

まず、全財産を銀行から引き出して現金のまま保管する人っていないですよね?

たいてい銀行に預金したままだと思います。

企業も同様に現金をあまり持たずに、ほとんど銀行に預けてしまいます。

実際に2017年3月末時点では、銀行や信用金庫などに預けられている全ての預金残高の合計は1053兆円となっています。

しかし、現在、世の中に存在している紙幣は全部かき集めても110兆円程度しかありません。

紙幣は110兆円しかないので、当然、民間の銀行がそれ以上の紙幣を持っている訳はありません。

しかし、銀行に預けられた預金残高が1053兆円もあるのは、つじつまがあいませんよね。

実は、世の中に存在するほとんどの「お金」は、民間銀行が管理する「預金」というデータで存在しているだけで、実際にそれだけの「紙幣」や「硬貨」が存在する訳ではありません。

そして、民間の銀行は顧客から預かっているお金の、何倍もの金額を「預金」というデータで企業や個人に貸し付けています。

例え、民間銀行の手元には100万円分の「紙幣」しかなかったとしても、企業や個人に300万円でも400万円でも「預金」という形で貸し付ける事ができるんですよ。

なぜこんな事ができるかと、民間の銀行が”信用創造”という詐欺のような錬金術を使って預金を増やすからです。

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信用創造の仕組み

預金

まず、預金者が民間銀行に現金100万円預金したとします。

この時点で、預金者の資産は現金100万円から預金100万円に変化します。

いっぽう、民間銀行は現金100万円の資産が増えて、預金100万円は民間銀行にとっての負債となります。

次に民間銀行は中央銀行である日本銀行に100万円を預けます。

そして、日本には「準備預金制度」という制度があり、一定のお金を日本銀行に預ければ、それを根拠にして何倍ものお金を個人や企業に貸し出す事ができます。

なぜならば、民間銀行の手元に現物の紙幣などがなくても、通帳に記入する数字を増やすだけでお金を貸す事ができるからです。

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日本の準備預金制度とは

日本では、1957年に施行された「準備預金制度に関する法律」に基づいて、金融機関に対して保有する預金の一定割合以上の金額を一定期間の間に日本銀行の当座預金に預け入れることを義務づけることが制度化された。

預け入れを義務づけられた最低金額を「法定準備預金額」あるいは「所要準備額」という。 準備預金制度の対象となっている金融機関は、銀行や一定規模以上の信用金庫など預金取り扱い機関である。

預金の種類と保有している預金の規模ごとに、保有する預金に対して日銀当座預金に保有すべき準備預金額の割合である準備率が決められている。

これを準備預金率という(預金準備率・支払準備率とも)。準備預金率は日本銀行の金融政策決定会合で決定される。ある月の法定準備額は、各銀行等が保有している預金に準備率を掛けたものの各月の1日から月末までの平均である。この法定準備額を、その月の16日から翌月の15日までの間に日銀当座預金に積み立てることが義務付けられている。

定期預金など流動性の低い預金の準備率は普通預金などの流動性の高い預金に比べて低く、同じ預金種では預金残高が増えると準備率が高くなるように定められている。

現在の日銀の銀行に対する法定準備率は0.05〜1.3%であり、各銀行は日銀に預け入れた金額を準備率で除した額を個人や企業に貸し付けることが法的に許可されている。

wikipediaより引用
準備預金制度

仮に準備預金制度における準備率が1%とすると、100万円を日本銀行に預ければ9900万円まで、預金として貸し付ける事ができます。

もちろん預金者が預けた現金は、民間銀行の手元に無いので、借り主の通帳へ9900万円を記入します。

すると、世の中全体では、お金が9900万円増えた事になります。

つまり銀行が個人や企業にお金を貸すと、世の中に流通するお金は増えていきます。

反対に、借り主が銀行へお金を返済すると、信用創造されたお金は消滅してしまいます。

勘の良い方はおわかりですよね。

世の中の預金残高は1053兆円あると言いましたが、いっぽうで紙幣は110兆円しかないので、全員が全ての預金を民間銀行から引き出すことはできません。

民間銀行はありもしないお金を信用創造という形で作り出して貸し出す事ができます。

まるで詐欺のようですが、これがお金の正体です。

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日本銀行は金利のコントロールしかできない

民間銀行は信用創造で勝手にお金を増やせるのですが、これも増やしすぎるとハイパーインフレを招いてしまいます。

ここで、ハイパーインフレを防ぐ為に、日本銀行ができる事は金利を上げる事です。

金利を上げると、お金を借りた人は利子の支払い負担が増えるので、できるだけ返済を優先し始めます。

借り主が、お金を返済すると民間銀行によって信用創造されたお金は消滅するので、過度なインフレは収まってデフレの方向へ向かいます。

このような金利操作で日本銀行はお金の総量を調整し、お金の価値を安定的に保つようコントロールしてます。

しかし、日本ではマイナス金利になってます。

そこまで金利を下げても、お金を借りる側の需要が少ないので積極的な信用創造も行われず、インフレが起こっていません。

日本銀行も金利操作によるお金のコントロールを失いつつあるように思えます。

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まとめ

世の中のお金のほとんどは信用創造で作られていますが、そもそもお金を借りる人がいないと信用創造されません。

つまり、お金を借りる側の需要が無いと、世の中のお金は増えないのです。

日本銀行が紙幣を印刷して国債を買い、その分政府が財政出動したとしても、全体のお金の量から考えると、信用創造で増減するお金の量の方が圧倒的に多いです。

つまり、世の中のお金のほとんどは信用創造された「預金」というタダのデータに過ぎないという事です。

タダのデータに振り回されている我々の人生とは面白いものですね!

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