ヘッジファンドはどうやって儲けている?投資信託との違いを解説!

ヘッジファンドはどうやって儲けている?投資信託との違いを解説! 投資

リーマンショック以降、日本では戦後最長の景気拡大とか言われてますね。

とこがやねん!

とツッコミたいところですが、どうやら株価が上がった事は間違いないです。

ここ10年間で、日本株に投資をされてきた方はみんな儲かっていますよね?

最近では2018年の11月~年末にかけて米国株式市場の下落を発端に、日本でも同時株安が起きました。暴落にビビって逃げ出した個人投資家も多いのではないでしょうか。

しかし世の中には、こんな暴落の時にこそ大儲けしている奴らがいます。

「ヘッジファンド」です。

ヘッジファンドは、上げ相場だろうが下げ相場だろうが、そんな事はお構いなし。どんな時でも収益を上げる事を目標に投資活動をしています。

個人投資家はヘッジファンドの戦略を知り、まんまとお金を巻き上げられないように対策しましょう。

★この記事でわかること
☑ヘッジファンドとは
☑普通のファンドとヘッジファンドの違い
☑ヘッジファンドの戦略
☑暴落でも稼ぐ方法
スポンサーリンク

ヘッジファンドとは

ヘッジファンドのスペルは「Hedge fund」と書きます。株式や債券、為替などを初めとする金融派生商品に分散投資しながら市場の変動リスクをヘッジして、どんな相場状況でも最大の利益を出す事を目的とすることから「ヘッジファンド」と呼ばれます。

ヘッジファンドの中には、年間の運用利回りが50%を超えるなど、驚異的な成績を叩き出すところもあります。

また、一般的な投資信託では、公募といって不特定多数からお金を集めて運用しますが、ヘッジファンドは私募という形態で、特定の富裕層や一部の大口投資家から多額の資金を集めます。

例えばアメリカでは、このようなヘッジファンドに投資できるのは「適格投資家」という一部の人だけです「適格投資家」とは、米国証券取引委員会によってハイリスクハイリターンな投資をする事を認められた投資家です。

ちなみに、適格投資家として認められるには次のような条件をクリアしなければなりません。

  • 年収20万ドル以上を持続(既婚者の場合30万ドル)
  • 純資産が100万ドル以上

きびし~条件ですね。

つまり、このような条件をクリアして「適格投資家」にならなければ、そもそもヘッジファンドに投資できないんです。さらに、投資する単位は最低でも1,000万円以上~の案件ばかり。

一般人には縁のないファンドという事ですね!

100円から積立できるインデックス型の投資信託などとは全くの別物です。

スポンサーリンク

ひふみ投信などのアクティブファンドとヘッジファンドの違い

ひふみ投信などはファンドマネージャーがいて、市場平均を上回る事を目標に運用を行います。このようなファンドをアクティブファンドと言いますが、ヘッジファンドとは何が違うのでしょうか?

通常、アクティブファンドは、投資家から預かった資金を全てリスク資産に投資します。このようなファンドを「フルインベストメント」と呼びます。

預かったお金を現金のままで持っていたら、投資家から「出資した資金を運用していない!」と文句を言われてしまいますからね。

しかし、フルインベストメントでは全ての資金をリスク資産に投資しているので、市場が暴落した時にはまともに下落を食らいます。銘柄を組み替えた所で、リーマンショックの時のように落ちるときは全ての銘柄が落ちるものです。

いっぽう、ヘッジファンドは「フルインベストメント」ではありません。状況によって短期的に全てのお金をリスク資産に投じる時もありますが、暴落時は速やかに売り抜けて現金化し、暴落による損を回避します。むしろ空売りする事によって暴落で儲けます。

このようにファンドマネージャーの裁量で機動的に取引を行う事で、高パフォーマンスを目指します。

ちなみに、ヘッジファンドの多くは成果報酬型になっています。ファンドマネージャーが頑張って利益を出せば、利益の一部が自分のものになるのでやる気がでますよね!

さらにヘッジファンドのマネージャーにはめちゃくちゃ優秀な人が多いです。

アメリカなどでは就職先としてヘッジファンドが人気となっています。ハーバード大学のビジネススクールを卒業するような、飛びぬけた天才や秀才はヘッジファンドの世界に入るケースが多いです。

スポンサーリンク

ヘッジファンドの戦略

ヘッジファンドがどうやって稼いでいるのか、代表的な戦略をご紹介します。

ロング/ショート戦略

株式市場でこれから株価が上がりそうな割安銘柄を買って、同時に株価が下がりそうな割高銘柄を空売りします。買って値上がりを期待するポジションを取る事を「ロング」、空売りで値下がりを期待するポジションを取る事を「ショート」と呼びます。

FXやられている方はおなじみの用語ですね。

普通のアクティブファンドでは株価が上がりそうな銘柄を選んで購入し、株価が上がった所で利益確定しますが、ヘッジファンドのロング・ショート戦略では株価の値上がりで儲けるだけでなく、空売りで値下がりしても儲けます。

つまり市場が上げ相場でも、下げ相場でもヘッジファンドには関係なく、値動きさえあれば儲ける事ができます。

グローバルマクロ戦略

経済指標のトレンドや政治的見通しを重視し、大きな視点で世界経済を分析し、機動的に投資を行う事で爆益を狙います。

各国の経済、金利、為替などのマクロ指標の予想に基づいて、様々な投資対象に幅広く投資を行います。さらに、大きなレバレッジを掛けて収益を狙うことも特徴の一つです。

グローバルマクロ戦略をとる代表的なファンドでは、ジョージソロス&ジムロジャース率いるクォンタムファンドが有名です。

クォンタムファンドは、1973年から10年間で40倍以上のリターンを叩きだした伝説のヘッジファンドです。株式や為替以外にも債券や商品先物など、様々な投資対象に臨機応変に投資します。

イベントドリブン戦略

イベントドリブン戦略は、企業のM&Aや合併買収の話、また、業績発表・人事異動・業務提携など、企業で起こる各種イベントの情報を早く手に入れて分析し、集中的に投資する戦略です。

特に重要なイベントはM&Aと業務提携です。限りなくインサイダー取引に近い情報も収集しています。このようなイベントがあると、株価は瞬時に大きく動くので、ここで集中的に投資して短期間で爆益を狙います。

ディストレスト証券戦略

ディストレストのスペルは「distressed」で、「困窮している」といったような意味です。

企業が「困窮している」状態とは経営破綻しそうな状態という事です。このような経営破綻のリスクを抱えた企業の株式や債券は誰も保有したくないので、かなり売り込まれます。そして、価格は著しく低くなります。

ディストレスト戦略ではこの瞬間を狙っていきます。

本来の価値よりも著しく低評価になっている企業の株や債券に投資し、経営再建して価格が回復する事に賭ける事で爆益を狙っていきます。

しかし、経営再建が失敗した場合は大きな損失を被るので、ハイリスクハイリターンな投資戦略となっています。

スポンサーリンク

有名なヘッジファンドの紹介

クォンタム・ファンド

クォンタム・ファンド

ジョージソロス&ジムロジャース率いる伝説のファンドです。設立以来1981年まで損失を出しておらず、設立当時に100万円を託していれば1997年には30億円以上になっていると言われるほどの高いパフォーマンスをあげました。1998年には運用資産世界一のヘッジファンドになり、2010年にはファンド規模が史上最大の270億ドルに、また2013年にはファンド史上最高額の55億ドルの利益をあげたということからも、そのように言われる理由がうかがえます。

ブリッジウォーター・アソシエーツ

ブリッジウォーター・アソシエーツ

ジャズアーティストの父を持つレイ・ダリオ氏が創業。年金基金や慈善団体、外国政府、中央銀行などの機関投資家が主なクライアントです。従業員は約1700人でグローバルマクロ戦略による投資をメインにしています。ブリッジ・ウォーター・アソシエーツの運用スタイルは「最小リスクで最大の利回りを目指す」というものです。リーマンショックの時ですらプラスの運用成績で乗り切っています。現在の運用総額は16兆円と世界最大のヘッジファンドとなっており、レイ・ダリオ氏はヘッジファンド界の帝王とも呼ばれています。

JPモルガン・アセット・マネジメント

JPモルガン・アセット・マネジメント

JPモルガン・アセット・マネジメントグループは、世界最大級の運用資産を有します。株式や債券などの伝統的資産からオルタナティブまで、400以上の運用ストラテジーの中から、クライアントに投資提案を行います。資産運用において世界的企業である事と、幅広く多彩なポートフォリオを持つ事が特徴です。

ツー・シグマ・インベストメンツ

ツー・シグマ・インベストメンツ

ツーシグマ・インベストメントは、2001年に設立されたアメリカのヘッジファンドです。

創業者はジョン・オーバーデックとデビッド・シーゲル。

ジョン・オーバー・デックは1986年、第7回国際数学オリンピックで16歳にして銀メダルを獲得し、その後スタンフォード大学に進学し数学と統計学の学位を取得。マサチューセッツ工科大学でコンピューター科学の博士号を取得した共同創業者のシーゲルと出会います。オーバデックが資産運用のモデルを考案して、それをシーゲルがコンピュータに実装するという役割分担をしています。現在は800人程度が在籍しており、統計学や数学の博士号取得者からプログラマーが在籍してAIによる資産運用を行っています。

スポンサーリンク

まとめ

なかなか一般人がヘッジファンドに投資できる機会は少ないので、戦略を知っても無駄と思うかもしれません。しかし、ヘッジファンドの投資戦略を知っておけば、まんまと資金を巻き上げられる事が減らせるかもしれません。

2019年の年始に起こったドル円のフラッシュクラッシュ。僅か数分で3円以上暴落して104円台まで円高になりました。取引板が薄い年始を狙ったヘッジファンド売り仕掛けと言われています。

このような戦略を知っておけば、取引板が薄い時にハイレバレッジで損切設定しないポジションを持つ、なんて事が避けれたかもしれません。

ヘッジファンドは巨額の資金を持っているので、本気を出せば日経平均のチャートすら操作する事も可能です。小物の個人投資家はチャートに振り回されて、資金を刈り取られてしまうんですね。個人投資家も相手の戦略を知る事で、カモにならないようにしましょう。

お金の教養講座

投資
GMOクリック証券

GMOクリック証券は無料で提供されるツールやWebページがとにかく優秀。テクニカル分析はもちろん、面倒だったファンダメンタル分析まで、簡単にできてしまいます!株価分析、財務分析、経営分析、利益率や成長性のシュミレーションまでグラフで表示する機能なども備え、とにかく楽です。他の証券会社にはないニュースやアナリストレポート、四季報の情報も充実しており全て無料。とりあえず口座開設しておく事をオススメします。

SBIネオモバイル証券
SBIネオモバイル証券

少額から株式投資を始めるならSBIネオモバイル証券がオススメ。1株単位で株が買えるので、少ない資金でも分散投資が可能。月50万円までの取引なら手数料は定額の216円/月(税込)!さらにTポイントが毎月200pt還元されるので実質コストは16円/月だけ!還元されたTポイントは再投資OK!初心者だけでなく、国内株でオリジナルのポートフォリオ作りたい上級者にもオススメです。自分でポートフォリオ作れば投資信託より遥かに安いコストで済みます。デイトレには向いてません。

楽天証券
楽天証券

株や投資信託へ投資するなら楽天証券!とりあえず開設しておきたい定番の証券口座です!PCで使える高機能な「マーケットスピード」やスマホアプリ「iSPEED」など豊富な取引ツールでいつでもどこでも取引可能!資産運用しながら楽天スーパーポイントもザクザク貯まります!

金持田マネ夫ブログ