個人投資家は全財産を投資すべき?覚悟なきフルインベストメントが無謀な理由を解説

投資信託

投資信託やETFなどで株式市場へ長期投資する個人投資家は、手持ち資金の何%くらいを投資すべきかと悩むことがあります。

全ての投資資金を投入してしまっては、下落局面で安くなっても買い増しする事ができません。

さらに、下落がつづけば投資資金に対する含み損の割合も、速いスピードで大きくなってしまいます。

しかし、もちろん上昇している局面では、全ての資金を投資した方が投資資金に対して得られる利益も大きくなります。

実に悩ましい。。

今日は、どの程度の資金を投資すべきか、 個人投資家が取るべき戦略について考えていきましょう。

★この記事でわかる事
☑フルインベストメントとは
☑フルインベストメントが合理的な理由
☑覚悟なきフルインベストメントが無謀な理由
☑個人投資家が取るべき戦略
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フルインベストメントとは

フルインベストメントとは持っている投資資金の全てを株式などのリスク資産に投資する行為です。

FULL(全部)INVESTMENT(投資する)の事ですね。

投資信託でもフルインベストメントの方針をとるファンドがほとんどで、投資家から集められた資金は、運用方針に従ったリスク資産に全てが投資されます。

個人投資家でも、フルインベストメントの戦略をとって、全ての資金を投資する人と、安くなった時に買い増しする為に、ある程度の現金を手元にキープしておく人に分かれます。

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合理的なのはフルインベストメント

インデックス株価指数に連動する投資信託などで株式市場に長期投資する場合では、手元に現金を残さずに、全ての資金を投資するフルインベストメントの方が効率良く儲ける事ができます。

フルインベストメントの考え方は、米国株式市場に見られるような長期的に見た市場から得られるリターンがプラスである事を根拠に、全ての資金を長期投資する戦略です。

フルインベストメントせずに現金比率を高めておいた場合、下落局面では損失を低減できますが、上昇局面では利益を得る機会を逃しているとも言えます。

長期的に見た株式市場では、(上昇期間×上げ幅)の合計と(下落期間×下げ幅)の合計を比べると前者の方が大きくなるんですよね。

以下は、米国株式市場を代表するS&P500のチャートですが、長期的にみて右肩あがりですよね。

S&P500

右肩上がりになる理由は、資本主義のもとで行われる株式会社の経済活動が、利益を出し続ける構造だからです。

株式会社が出した利益は、会社の資産を増やすか、株主に配当されるので、本質的に全てが株主の利益となります。

なので、株式市場の変動が全く予想できない前提で考えると、株式を売ったり買ったりするよりも、買って持ち続けるのが平均的に一番儲かる事になります。

長期投資のメリットについては、以下の記事で解説

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覚悟なきフルインベストメントが無謀な理由

株式市場の変動を完全に予想するのはとても困難です。

値動きが全く予想できないという前提に立つと、長期的な期待リターンがプラスである株式市場へフルインベストメントするのが最も合理的な戦略という事になります。

じっくり腰を据えて長期投資を行うのであれば、全ての資金を投資しましょう。

しかし、覚悟なきフルインベストメントは無謀です。

フルインベストメントの戦略をとる場合は、長期的なリターンを取る代わりに、短期的な下落を全て受け入れるという事になります。

2008年のサブプライムローン問題を発端にしたリーマンショックの時にはNYダウ指数も半分くらいまで下落しています。

この時期に投資していた投資家の中には、恐怖に耐えられなくなって損失を確定してしまった方も多いのではないでしょうか。

あなたは、全ての投資資金が半分以下になっても平気でいられますか?

つまり、フルインベストメントの戦略を取るのであれば、半分以下になっても絶対に逃げ出さない鋼のメンタルと覚悟が必要です。

リーマンショックのような金融恐慌の場合は、実体経済に物理的な損失が無かったので、数年すれば回復しました。

しかし、1929年に起きた世界恐慌ではS&P500指数も80%以上下落し、高値に回復したのは1954年です。

戦争や災害、テロなどで実態経済に物理的な影響が出た場合は、回復までに長い期間を要します。

もし、1929年にフルインベストメントで投資していれば、取り戻すのに25年も掛かったという事になります。

この期間も絶対に売らない覚悟が必要ですが、結果的に耐えられなくなって逃げ出した投資家が大半なので、実際に株価は暴落しました。

世界恐慌を経験した投資家は、現代ではほとんど生きてないでしょうが、どのような心境であったのかは想像もつきません。

実際に30%以上の暴落は10年~20年に1回程度は起こっています。

この程度で動じているようでは、フルインベストメント戦略は向かないでしょう。

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個人投資家が取るべき戦略

過去には激しい暴落や深めの調整局面も経験しており、絶対に売らない鋼のメンタルを持っていると自負できる投資家であればフルインベストメントでよいでしょう。

そうでなければ、フルインベストメントはオススメしません。

心の平穏を保つ為にも、現金保有率をある程度高めておく事をオススメします。

また投資のステージによっても、取るべき戦略を考えるべきです。

例えば、積立投資などで投資を始めたばかりで投資資金そのものが少ない場合や、十分な労働収入があって、投資資金をこれからも追加していける投資家はフルインベストメント戦略で良いでしょう。

下落した所でも、新規で投資資金を追加していけます。

既にある程度の資産を築いており、配当生活したい方や、労働収入から大きな投資資金を追加できない方。

また、老い先が長くなさそうな場合も現金比率を高めておく事をオススメします。

心に余裕ができるので、狼狽売りせずにやり過ごせるのではないでしょうか。

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まとめ

投資戦略も十人十色です。

元手100万円くらいで始めた個別株のトレードで、何十億円単位の資産をたった数年で築く強者もいます。

日本ではBNFさんやCISさんが有名ですね。

彼らにはランダムウォーク理論なんて関係なさそうです。

短期的な下落相場をリスクヘッジする方法にドルコスト平均法で積み立てる方法がありますが、これも投資ステージが後半になると取得価格を平均化する効果が薄くなり、万能な戦略ではありません。

結局は安い時に買い仕込んだ方が良かったね~という事もあります。

手元にまとまった資金があるのであれば一括投資が合理的になります。

ファンダメンタル分析をしっかり行って優良株を割安な時に仕込み、バイ&ホールドを決め込むスタイルで何兆円も稼いだウォーレンバフェットのような賢人もいます。

ウォーレンバフェット率いるバークシャーハサウェイもフルインベストメントせず、10%くらいは現金を保有しています。

最近は15%くらいに現金比率を高めています。

個人の性格・資産状況・生活設計・相場感・運が複雑に絡むので、必ずこれが正解という戦略はないのです。

何が自分に合っているかはやってみるまでわからないので、まずは試してみるのが良いのではないでしょうか?

フルインベストメントも良いですが、まずは資金を減らして退場してしまわないような資金管理の徹底が重要です。

儲けるのはそれからです。

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