外貨建て保険には絶対加入するな!元本保証?勘違いしていると搾取されまくり!

節約・保険・税金

米ドルなどの外貨建て保険商品が増えています。

日本は空前の低金利時代なので、円建て保険商品の返戻率はとても低くなっています。

外貨建て保険商品は一般的な円建て保険商品よりも返戻率が良いので、加入を検討されている方もいるのではないでしょうか?

しかし、銀行や保険屋さんの窓口ではメリットばかりが主張されます。

リスクについては十分に説明せずに、言葉巧みに勘違いさせるような事も。。。

「元本が保証されます!(ドル建てで)」と強調されると、リスクがないと勘違いして加入してしまう方が一定数いるんですよね。

日本人は投資に抵抗がある方が多く、このような元本が確保されつつ、返戻率が高く見える保険商品に魅力を感じがち。

しかし、外貨建ての保険商品は、絶対に入ってはいけない質の低い保険ばかりです。

いや。。。質の低い保険しかありません!

あまり説明されないリスクと、どれだけ保険会社に搾取されるのかについて解説します。

★この記事でわかること
☑外貨建て保険とは
☑なぜ返戻率が良いのか?
☑加入してはいけない理由
☑搾取される手数料
☑元本保証のウソ
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外貨建ての保険商品とは

外貨建て保険とは、「米ドル」などの他国通貨で保険料を支払う保険商品です。

そして満期を迎えれば、「米ドル」のままで保険金を受け取るか、その時の為替レートで変換した「円」で受け取るかを選択する事ができます。

一般的な円建ての終身保険などでは30年間保険料を払い続けても、受け取れる保険金の返戻率は104%程度ですね。

こちらの記事では明治安田生命の「かけはし」という円建ての保険商品で返戻率を試算してます。
》個人年金保険はさっさと解約!おすすめしない理由を解説!

それに比べて、外貨建ての保険商品は同じような加入条件でも返戻率が130%を超える商品があります。

メットライフ生命の「ドルスマートS」という米ドル建ての終身保険では30年間の返戻率が139%になっています。

保険商品としては、かなり高い返戻率ですよね!?

一見「なんかお得なんじゃないの?!」と思ってしまいます。

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なぜ外貨建て保険は返戻率が良いのか

なぜ外貨建て保険商品の返戻率は良いのでしょうか?

保険会社は保険料としてお客から預かったお金を、銀行預金などで保管して寝かしているのではありません。

債券や株などへ投資し、資産運用を行って増やそうとしています。

しかし、日本は空前の低金利時代です。

例えば、日本円で日本国債へ投資しても年間0.05%くらいしか増えないんですよ。

しかし、米ドルで米国債へ投資すれば年間3%程度の利息が付くんですよね。

ちなみに国債は満期が到来すれば必ず元本が返ってきます。

国が破綻しない限りは保証されるんですよね。

保険会社は預かった米ドルで米国債などへ投資しているので、それらの利息から得られる収益を保険加入者に還元できる為、米ドル建てなどの外貨建て保険は返戻率を良くできるのです。

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外貨建て保険に加入してはいけない理由

米ドルなどの外貨建て保険の方がお得と思いましたか?

勘違いですから、絶対に加入してはいけません。

外貨建て保険は変戻率の良さ以上に、莫大なコストを負担させられ、大きなリスクを背負わされる仕組みなので、加入者にとって、まったく割に合わない保険です。

円で見たら元本保証ではない

外貨建て保険では為替リスクを十分に説明せずに「元本保証」を全面に押し出して説明し、勘違いさせて加入させるケースがあります。

確かに、米ドルで考えれば保険金の元本は保証されます。

しかし、保険金を受け取る時は日本円で受け取りますよね?

将来、保険金を受け取る時の1ドルが何円になるかなんて、現時点で決まるわけがありません。

必ず1万ドルが元本保証されるとしても、

1ドル=100円なら100万円受け取れますが、

1ドル=80円なら80万円しか受け取れません。

このように、受け取る時の為替レートによって日本円での保険金額は変動するのです。

日本円で考えれば元本保証ではありません。

老後はアメリカに住むつもりなら元本保証と呼べるかもしれませんね。

支払う保険料と受け取る保険金が確定しない

保険料の支払いも米ドル建てで支払います。

為替レートは日々変動していますから、保険料を支払うタイミングによって何円になるのかも確定していません。

毎月積み立てる方法を選んだ場合は、毎月支払う保険料も変化するので計画も立てにくいです。

毎月100ドル積立する場合、

1ドル=100円なら1万円の保険料ですが、

1ドル=120円なら1万2000円の保険料を払う必要があります。

例えば保険料支払い時は1ドル120円だったのに、保険料を受け取る時は1ドル80円だったらどうなるのでしょうか?

保険料に対して受け取れる保険金の価値は3分の2になってしまいます。

保険会社が提示する保険シュミレーションの例は、為替が変動せずに一定であった場合ですが、ずっと一定なんて事はありえません。

受け取れる保険金がいくらかわからない保険商品なんて、加入者の目的に合っているのか疑問です。

途中解約時に激しく元本割れ

これは一般的な円建ての保険商品も同じですが、途中解約すると元本割れしてしまいます。

満期が来るまで待てば良いのですが、外貨建て保険の方が途中解約に迫られるリスクが高いかもしれません。

なぜならば、為替レートは変動するからです。

例えば、あと何年かで保険金を受け取れる時期に、アメリカで戦争や大恐慌が起こったらどうなるでしょうか?

米ドルの価値が下がって日本円の価値が上がります。

1ドル=120円だったのが、1ドル=60円とかになってしまうなんて事も。

このように、円高ドル安が進行すると保険金が半分以下になってしまうような可能性もあります。

そんな場合でも、ドルが下落して行くのを指を咥えて見ているか、解約して元本割れとする選択しかできません。

どちらへ行っても地獄ですね。

搾取されまくる手数料

これが一番ヤバいかもしれません。

円をドルに換えて保険料を支払い、ドルを円に換えて保険金を受け取る、複雑な商品設計になっています。

商品設計が複雑で、為替レートなども日々変動するので保険加入者が損得を計算しにくい事をいいことにボッタクリな手数料をとられます。

メットライフ生命の「ドルスマートS」では以下のような手数料がかかります。

・ 払い込み保険料からは、契約の締結・維持に必要な費用などが控除されます。
・ 保険期間中、死亡・高度障害保障などのための費用が毎月控除されます。
・ 積立利率を計算する際には、この保険の前々月の運用実績から資産運用のための運営費率、積立金を最低保証するための保証費率、その他費用のための所定の率が控除されます。
・年金支払特約・年金移行特約を付加し、死亡保険金・解約返戻金などを年金で受け取られる場合、毎年の年金受取時に年金を管理するための費用(年金額の1.00%)が控除されます(費用の割合は将来変更されることがあります)。

メットライフ生命HPより

これらの手数料は条件によって事なるので一概に算出ができませんが、累積すると物凄い金額になります。

考えてみてください。

そもそも3%の利息が受け取れる米国債を30年保有すれば190%になりますよね。

返戻率との差分割合×保険金分が加入した時点で保険代として搾取されます。

さらに、注意してほしいのが、保険料の支払いや保険金の受取時は保険会社が独自に設定しているドル/円のレートで変換が行われる事です。

2019年4月18日現在、メットライフ生命が設定している保険料支払い時のドル円レートは

1ドル=112.54円です。

いやいや、実際のドル円レートは111.93円ですよ。

そして、保険金を受け取る場合のドル円レートは1ドル=111.54円で計算されます。

このように、保険会社は手数料を含めた独自の為替レートを設定しています。

支払う時は高く、受け取る時は安く変換されるのですよ。

このような見えづらいコストも負担する事になります。

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まとめ

本来の保険機能にプラスして、貯蓄性や投資効果などの機能を組み込んだ保険商品は設計が複雑になります。

アクチュアリーと呼ばれる高度専門職が、将来のリスクや不確実性を確率論や統計を用いてシュミレーションを行い、必ず保険会社が儲かるような設計をするんですね。

そして複雑な商品ほど、加入する一般人がリスクとリターンを評価する事が難しくなります。

そこで、リスクを隠蔽するようなセールストークで、よくわかっていない人に売りつけています。

さらに複雑な設計の保険商品ほど、保険会社の内部でかかるコストも増えるので、全てが加入者に添加されます。

保険は必要最低限のシンプルな掛け捨て型に加入するか将来の資産形成をしたければiDeCoなどの制度を活用して投資信託へ投資しましょう。

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