10分でわかる!PL・BS・CF!財務三表の見方を徹底解説!

ファンダメンタル分析講座

今後、株価が上昇する可能性の高い企業を見つける方法のひとつに「ファンダメンタル分析」があります。

ファンダメンタル分析を行う為には、まず「財務三表」を見れるようになる必要があります!

「財務三表」というと難しく感じるかもしれませんが、簡単に言うとお金を基準にした会社の成績表のようなもので、さほど難しいものではありません。

財務三表が読めるようになると、その企業の収益性や安全性を分析する事ができます!

すると、効率良く利益が出せていない企業や、今後倒産の可能性が高い企業へ誤って投資してしまう事も避けれますよね!

財務三表の見方を理解し、ファンダメンタル分析する事で、これから上昇しそうな株を見つけ出し、株式投資の勝率アップを図りましょう!

☑財務三表とは
☑B/S(貸借対照表)とは
☑P/L(損益計算書)とは
☑C/F(キャッシュフロー計算書)とは
☑財務三表の関係性
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財務三表とは

財務三表とはB/S(バランスシート)とP/L(プロフィット&ロスステートメント)とC/F(キャッシュフローステートメント)の三つの事です!

それぞれ日本語で言うと、
B/S:貸借対照表
P/L:損益計算書
C/F:キャッシュフロー計算書

となります。

そもそも財務三表とは何の為にあるのでしょうか?

財務三表は、会社の状況を企業の外部の人に正しく伝える為にあります。

実は、お金の側面で見ると、世の中の会社が行っている基本的な活動は全て同じです。

「お金を集める」→「投資する」→「利益をあげる」という3つの活動。

この活動の成果を正しく外部に伝える為に財務三表が必要になるのですね!なので、財務三表を分析すると企業の3つの活動の状況や成果を読み解くことができます!

★財務三表でわかる事
☑どうやってお金を集めてきたか?
☑何に投資しているの?
☑どのくらい利益を上げたの?
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B/S(貸借対照表)とは

B/Sとは決算日時点での企業の財務状況が表現されています。
B/Sを見ると「どうやってお金を集めてきたか」また「何に投資しているか」がわかるんですね。

B/Sの左側には「何に投資しているか」が記載されています。集めてきたお金は、現金のままの場合もあれば、商品の在庫や生産活動を行う為の工場設備や事務所などの土地建物に投資されます。集めてきたお金は何らか「資産」になってます。なのでB/Sの左側は「資産の部」と呼びます。

B/Sの右側には「どうやってお金を集めてきたか」が記載されています。会社がお金を集める方法は3つあります。

1つ目は金融機関から借りてくる方法。

2つ目は資本家に資本金としてお金を入れてもらう方法です。

3つ目は会社が自ら稼ぎだす方法です。

B/Sの右側は上下2つにわかれていて、上側を「負債の部」と呼び下側を「純資産の部」と呼びます。

金融機関から借りてきたお金は「負債の部」に負債として、資本家から集めたお金は「純資産の部」に資本金として記載されます。

会社が自ら稼いだお金は後ほど説明するP/L(損益計算書)に当期純利益として記載されますが、これはB/Sの「純資産の部」に繰越利益剰余金として記載されます。

つまり、P/LとB/Sは独立している訳ではなく、つながっているのですね。

「資産の部」に含まれる資産の例
●現預金:現金、預金や金銭と同一の性質がある郵便為替証書や小切手など
●売掛金:取引先に対する未収入金
●物的資産:建物やそれに付属する設備、機械装置、営業用車両、土地など
「負債の部」に含まれる負債の例
●借入金:銀行などから借り入れた借金
●買掛金:仕入れや物品の購入に対して発生している未払い金
「純資産の部」に含まれる純資産の例
●資本金:株主が会社に出資した金銭
●利益剰余金:会社がこれまで生み出した利益の累積
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P/L(損益計算書)とは

P/Lとは、企業の1年間の活動でどれだけ収入があって、どれだけ経費などの費用を使ったか?その結果、どれだけ儲かった?という損益の状況が表現されます。

収入と支出を記入する家計簿のような物なので理解しやすいですよね!

しかし、少しややこしい事が、P/Lに記載される「利益」は費用の段階に応じて5種類あるという事です。

P/Lには売上総利益、営業利益、経常利益、税引前当期純利益、当期純利益と売上から差し引く費用の種類に応じて5つの段階があります。

★売上高
  -売上原価
①売上総利益
  ー販売費及び一般管理費
②営業利益
  ー営業外収益・費用
③経常利益
  ー特別利益・損失
④税引前当期純利益
  ー法人税等
⑤当期純利益

売り上げた商品の仕入にかかった代金を売上原価と言います。
売上高から、売上原価を引くと①売上総利益が残ります。

商品を売るためにかかった営業費用の事を販売費及び一般管理費と呼びます。
営業職の人件費や交通費や広告宣伝費などがここに入ります。

これを売上総利益から引くと②営業利益が残ります。

次に、通常の営業活動で発生した収益や費用の事を営業外収益・費用と呼びます。
例えば、会社で保有している株の配当金が入ってきた場合や、他の会社への貸付で得られる利息収入など、本業とは直接関係のない収益や費用の事です。

これを営業利益から引くと③経常利益が残ります。

次に、通常の活動では発生せず、今期だけたまたま発生した利益や損失の事を特別利益・損失と呼びます。会社で保有している株や土地、建物などを売却した際に得た収益や費用の事です。

これを計上利益から引くと④税引前当期純利益が残ります。

最後に法人税ですね!会社は利益が出ると法人税等の税金を納める必要があります。これを税引前当期純利益から引くと最後に⑤当期純利益が残ります。

最後に残った当期純利益は、株主への配当を除いてB/Sの繰越利益剰余金へ追加されます。
つまり、B/Sの純資産の部が増加する事になります。

P/Lに記載される項目の例
●売上高:売上で得た代金です。
●売上原価:材料や商品の仕入に掛かった代金
●販売費及び一般管理費:営業さんやスタッフに払った給与などの人件費、事務所の家賃や電気水道代などの経費
●営業外収益・費用:営業活動以外の活動から生じる収益。受取利息、受取配当金、有価証券売却益、不動産賃貸料、雑収入など
●特別利益・損失:臨時的に得たお金です。会社が保有する有価証券や土地の売却などで得たお金
● 法人税等:利益が出たら法人税も払わないといけません
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C/F(キャッシュフロー計算書)とは

P/LとB/Sを作成すると、会社の3つの活動である「お金を集める」→「投資する」→「利益をあげる」の内容説明や当期の利益を正しく表現する事ができました。しかし、P/LとB/Sだけでは現金の流れがわかりにくくなってしまいます。

例えば企業の取引では売上を上げたからと言って、すぐに現金は入ってきません。会計ルールでは物やサービスを提供した時点で「売上」を上げるので儲かった事になります。しかし、企業の取引のほとんどは掛け取引です。
掛け取引では、後ほど請求書を送付して、期日までにお金を入金してもらう方法が一般的です。
P/L上では売上が上がって、利益が出ていたとしても、回収するまでは手元に現金はない状態が発生します。

なので、世の中には「黒字倒産」という現象が発生するのですね。売上を上げてP/L上で利益が出ていても、売上代金を現金で回収するまでは、商品の仕入代金や金融機関への返済ができない場合があります。すると不渡りを出して倒産~なんて事も!

また、減価償却といって、物品の購入支払いした年度と費用を計上する会計年度がズレる事があります。例えば100万円のコンピュータを購入し、100万円は現金で即座に支払ったとします。しかしコンピュータは数年使用するので、一旦「資産」として計上します。そして「資産」の価値を毎年決まった金額分目減りさせながら、その分を「費用」として数年に渡って減価償却していきます。これも現金の出入りと損益を認識する会計年度がズレる要因となります。

つまり利益が出ていても、手元の現金が必ず増えているとは限らないんですね。

そこでC/F(キャッシュフロー計算書)が必要になります。(※C/FはC/Sと表記される事もありますが同義です)

C/F(キャッシュフロー計算書)は以下の3つのキャッシュフローの合計となります。

それぞれの項目で現金が増えたのか減ったのかという事がわかります。

●営業キャッシュフロー
事業活動を通して、物やサービスの販売や仕入れで生じた現金の増減。
●投資キャッシュフロー
工場建設や事務所の設立、設備機械への投資によって生じた現金の増減。
●財務キャッシュフロー
金融機関からの借入や社債発行による資金調達や借入金の返済によって生じた現金の増減。
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まとめ

企業の活動によりP/L上で増えた当期純利益はB/Sの利益剰余金として純資産の増加と連動しています。

また、期初時点のB/Sと今期のP/Lと期末時点のB/Sがあれば、C/Fを作成する事もできます。

C/Fでは営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフローのいずれの要因で現金が増減したかがわかり、会社の状況を読み取る事ができます。

まずは財務三表の基本ルールを覚えて、企業の状況をしっかり分析できるようになりましょう。

株式のファンダメンタル分析を行う上で財務三表の理解は最も重要なファクターとなります!

金持田マネ夫のファンダメンタル分析講座では、財務三表を用いた具体的な分析手法についても解説していきます。

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