財務レバレッジとは?計算式や見方を徹底解説!

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マネ夫
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財務レバレッジについて解説するよ!

まずは、「レバレッジ」の意味をご存知でしょうか?

レバレッジのスペルは「leverage」です。直訳するとテコの原理の「テコ」の事を表してます!

テコの原理を使えば小さな力でも大きな物を動かす事が可能というのは、むか~しむか~しに理科で習いましたね。

経済・金融・投資の世界では、少しのお金で多くのお金を動かす事を「レバレッジ」と呼びます。

財務レバレッジとは、B/S(貸借対照表)の自己資本に対して負債を含めた総資産がどれくらいの規模で事業運営しているかを倍数で表します。

計算式は「財務レバレッジ=総資産÷自己資本」となります。 
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財務レバレッジで何がわかるの?

財務レバレッジとは企業が事業を運営していく上で、自己資本に対して他人資本をどのくらい活用しているか?というのが数値化されます。

例えば資産100億円の会社の自己資本が40億円だったとしましょう。差し引きして負債は60億円あります。

40億円の自己資本に対して100億円の資産でビジネスを行っているので、この会社の財務レバレッジは2.5倍になります。

一方、同じ資産100億円の会社でも、自己資本が80億円あった場合はどうでしょうか。差し引きして負債は20億円です。

80億円の自己資本に対して100億円の資産でビジネスしているので、財務レバレッジは1.25倍しかありません。

このように、財務レバレッジを見ると、その会社がどの程度、他人の資本を活用してビジネスをしているか?という事がわかってきます。

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財務レバレッジの見方

財務レバレッジが高い企業は、他人からの借入等が自己資本に対して多い事を示しています。

自己資本であれば、誰かに返済する必要はありませんが、他人資本はいつか返済する必要があります。

負債の中でも金融機関からの借り入れなどは有利子負債の項目に該当し、利息の支払いが発生します。金融機関などへの返済支払が滞ってしまえば、倒産してしまいますから、できるだけ負債が少なく財務レバレッジが低い企業の方が安全と言えます。

しかし、借入に対して発生する支払利息よりも、他人資本を利用して効率よく稼いでいればなんの問題もありません。

不動産経営の例ですが、1億円を3%の金利で借りて不動産を買って、賃貸経営したとしましょう。

そして、毎月70万円の賃料収入が得れたとします。年間では840万円です。そこから固定資産税や修繕費、管理費などの経費を140万円支払ったとして、手残りは700万円です。

1億円の不動産を使って、毎年700万円の収益が得られるので、年間の利回りは7%と計算できます。

借入に必要な3%の利息を負担しても、7%の儲かるのであれば金利差の4%が儲けになりますよね!

借入に対して支払う金利と運用で得られる金利の金利差の事を「イールドギャップ」と呼んだりもします。

イールドギャップがプラスになるのであれば、借りれば借りるほど儲かる事になりますから、積極的に借入金を増やしても問題ありません。

単純な財務レバレッジだけで、経営が良いか悪いかは一概に判断できません。このようなイールドギャップを意識して、効率的に稼いでいるかどうかも総合的に見る必要があります。

さらに株主の立場からすれば、自己資本が少なく、他人資本を積極的に活用して収益を上げてくれる企業の方がROEが高くなって魅力的な企業と見る事もできます。

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まとめ

財務レバレッジを見れば、企業のリスクの取り方と事業拡大や収益性向上に対する積極度を見る事ができます。

特にスタートアップの若い企業は自己資本が乏しいケースが多く、有効に他人資本を使わないと、なかなか事業を拡大して利益を上げる事が難しいです。

また、大企業でも財務レバレッジが高い企業があります。楽天やソフトバンクなどは、積極的に財務レバレッジを効かせたスピード経営で短期間の内に事業拡大に成功しています。

財務レバレッジとは一長一短!

うまく使えば武器になりますが、下手をすると自らを滅ぼす原因にもなります。

以下の指標も合わせて確認し、総合的に判断しましょう。

》総資本回転率とは?計算式や見方を徹底解説!

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