ダウ理論とは?株の売買タイミングとトレンドをわかりやすく解説!

株式投資

株価の動きは3つしかありません。上昇するか、下落するか、横ばいか。

一見、ランダムに動くように見える株価も、一定の条件下では明確なトレンドが発生します。

そして、このトレンドを確認して乗っていく事で、利益を上げやすくなります。

適切なタイミングでしか売買しない事で、損失を限定し、勝利を重ねればおのずと資産は増えていきます。

今日は売買タイミングを決める上で最も基本的なテクニカル分析手法である「ダウ理論」について解説します。

★この記事でわかる事
☑ダウ理論とは
☑ダウ理論の6つのポイント
☑ダウ理論を活用した売買タイミング
☑ダウ理論の欠点と注意点
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ダウ理論とは

ダウ理論とは100年以上も前にダウ・H・チャールズが提唱した値動きを評価する理論です。

ダウ・H・チャールズはダウ・ジョーンズ社の創設者のひとりで、1896年にはダウ・ジョーンズ工業株平均株価(NYダウ指数)の算出方法を編み出しました。

ダウ理論は、100年以上たった現在でも株価の値動きを分析をする上で、最も基本的な分析手法となっています。

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ダウ理論の6つのポイント

ダウ理論には大きく分けて6つのポイントがあります。

①市場は全ての事象を織り込む
②トレンドは3種類に分けられる
③主要トレンドは3段階からなる
④平均は相互確認される
⑤トレンドの信頼性は出来高による
⑥明確な転換シグナルが発生するまでトレンドは継続する

①市場は全ての事象を織り込む

ダウ理論の根幹ともなるセオリーが「市場平均は全ての事象を織り込む」です。

ダウ・H・チャールズは株価の市場平均を決める情報は全てが株価に織り込まれていると考え、テクニカル分析をする上での重要性を説いています。

株価は金融政策や要人発言などといったマクロ経済に関する情報や、個別企業の決算報告や事業成長性の見通しなど、ファンダメンタルの影響を受けます。

また、実際に株の売買を行う投資家の行動によっても需給バランスの変化で株価を変動させます。

株価が刻一刻と変動する理由はこれらの情報が変化する事が原因ですが、逆に言うと、現在の株価はこれらの情報が全て反映された結果と考える事ができます。

つまり、投資家は全ての結果が反映された結果である「株価」の動きさえ見ていれば良い事になり、株価チャートの動きが投資をする上での最も重要な要素だと説いています。

②トレンドは3種類に分けられる

トレンドは3種類に分けられる、ダウ理論

ダウ理論では、株価チャートに見られるトレンドは期間の異なる3つのトレンドの合成された結果であると考えます。

トレンドは大きく分けて、「主要トレンド」、「二次トレンド」、「小トレンド」の3つに分解して捉える事ができます。

主要トレンド:1年から数年の期間続くトレンド
二次トレンド:数週間から数ヶ月程度の期間続くトレンド
小トレンド:1時間から1ヵ月程の期間続くトレンド

二次トレンドは主要トレンドの調整局面を示します。

そして、二次トレンドの調整幅は3分の1~3分の2くらいになるケースが多く、一般的に「3分の1押し」や「3分の2戻し」と呼ばれます。

③主要トレンドは3段階からなる

3段階のトレンド、ダウ理論

1年から数年続く「主要トレンド」の中には3つの段階があります。

先行期

株価が上昇する前に、優秀な投資家がこっそりと株を買い仕込む期間です。

買われる株の量はまだ小数なので、この時点での株価の上昇幅は緩やかです。

追随期

ゆるやかな株価の上昇を察知した多くの投資家が、追随して買い仕込む期間です。

多くの投資家の「買い」によって、株価は急激に上昇します。

利食い期

株価が大幅に上昇すると、次第に利益を確定する投資家が増えてきいき、これが「利食い期」にあたります。

それと共に、一定期間続いたトレンドも一旦は終わりになります。

④平均は相互に確認される

ダウ・H・チャールズは当時「工業株平均」と「運輸株平均」の両方でトレンドが発生している事が重要と説きました。

それぞれの平均株価を構成する銘柄は完全に別のものだったのですが、「運輸株平均」は「工業株平均」の上昇にけん引されて上昇する特性がありました。

なぜならば、工業製品を作る企業の業績がアップすると、それを運ぶ運輸業を営む企業の業績も連動してアップするからですね。

「工業平均株価」と合わせて「運輸株平均」も同じトレンドを形成しているかを俯瞰して観察し、トレンドを判断する必要があると説いています。

個別銘柄への投資であっても、その他の関連銘柄全体のトレンドと連動するか確認しましょう。

⑤トレンドの信頼性は出来高による

上昇トレンド期間中の出来高は、価格上昇時に増加し、下落時に減少します。

反対に、下落トレンドの期間中の出来高は、価格上昇時に減少し、下落時に増加します。

価格の変動と共に、出来高を観察する事で、上昇トレンドなのか下落トレンドなのかを判断する目安となります。

⑥明確な転換シグナルが発生するまでトレンドは継続する

「トレンドが終わるまでトレンドは継続する」と当たり前の事を言っているようですが、ここが重要なポイントです。

例えば上昇トレンドが終わりでなければ引き続き上昇していくので、投資家はトレンドの転換シグナルが確認できなければ、焦って手持ちの株を売却する必要はないという事です。

転換シグナルを確認する前に、毎回損切りしては、無駄な損切りに終わってしまう可能性が高くなります。

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ダウ理論を活用した売買タイミングとは

ダウ理論を利用した売買タイミングを適切に実践する事で、利益を上げられる可能性が高くなります。それぞれの局面での売買ポイントを確認しましょう。

ダウ理論を活用した適正な買いポイント

ダウ理論、買いポイント

ダウ理論での買いポイントは以下の3種類です。

①トレンド転換買い

下降トレンドが折り返した時点で、上昇トレンドに転換する可能性を狙った逆張り的な買いです。

ここでの買いは、上昇トレンドに転じた確証は得られないものの、もしも上昇トレンドに転じれば、一番の底値で買えた事になり大きな利益を得る事ができます。

この買いポイントでは、上昇トレンドに転換したかどうかはわかりませんので、さらに下落に転じればすぐに撤退します。

②押し目買い

上昇トレンドが続いている中の小さな調整局面で安く買います。この時点では、上昇トレンドは引き続き継続する可能性が高いです。

③高値切り上げ買い

前回の直近高値を切り上げた時点で、上昇トレンドの継続が確定されるので優位な買いのポイントになります。

ダウ理論を活用した適正な売りポイント

ダウ理論、売りポイント

ダウ理論での売りポイントも以下の3種類です。

①トレンド転換売り

上昇トレンドが折り返した時点で、下降トレンドに転換した可能性もあります。

ここでの売りは、トレンド転換の確証は得られないものの、下降トレンドに転じれば、最高値付近で売れた事になり最大の利幅をとる事ができます。

買った時の優位性が保てない株価まで上がったと考えれば、ここで売るのが良いです。

②戻り売り

前回の高値を更新できなかった場合、下落トレンドに転換した可能性があるので売りポイントになります。

③安値切り下げ売り

前回の直近安値を切り下げた時点で上昇トレンドは終了し、下降トレンドへの転換した可能性が濃厚になるので売りのポイントになります。

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ダウ理論の欠点と注意点

実際のチャートパターンには、安値や高値が無尽蔵に出現します。

今回の記事で例として紹介したチャートパターンは非常にシンプルなものですが、実際はそこまで単純ではありません。

実際のチャートでダウ理論における安値や高値を適切に認識するには、それなりの慣れが必要とされます。

主要トレンドと二次トレンドが交じり合うステージでは、トレンドの判別がとても難しくなります。

主要トレンドでは上昇トレンド中なのに、二次トレンドでは調整局面に入る状態では、トレンド転換なのか調整局面なのか判別が難しくなります。

しかし、ダウ理論では明確なトレンド転換シグナルがでるまでは、必ずトレンドは継続するので、焦って利益確定や損切りをせずに転換シグナルが出現するまでは、じっくり腰を据えて取引を継続しましょう。

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まとめ

ダウ理論は最も基本的なテクニカル分析の手法です。

この理論は広く知れ渡っており、投資家の皆が意識するポイントでもあるので、大衆がその理論に沿って売買すれば理論通りにチャートが動きます。

例えば「高値切り上げが買いのポイント」と皆が認識して買えば、実際に株が買われるので、株価は上昇します。

大衆心理の認識に合わせてトレンドフォローしていくという戦略は、利益を出せる可能性が高いです。

しかし、個別株は流動性も低く、大口投資家による「だまし」などもあります。

また、別の理論やテクニカル指標が多くの投資家に意識されるケースもあるので、株価のトレンドがはっきり読めない場合は早期に取引撤退する事をおすすめします。

そして、腰を据えて次回のトレンド発生にそなえましょう。

チャンスは何度でもやってきます。

くれぐれも投資は自己責任でお願いします!

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